
上野の森美術館で開催が始まった「怖い絵展」を見てきました。
平日の午前中だったのでまぁ余裕だろうと思っていたら、予想外の入り待ちの列が目の前に・・・入場30分待ちでした。見終わって外出るとまだまだ列ができていたので、こりゃ休日だったらえらいことになっていたなぁと思った次第。
展示の顔になるだけあって、《レディ・ジェーン・グレイの処刑》は圧巻。他にも初めて見る絵や画家もいて期待以上に楽しめました。そんななか、以前行ったことのあるルドンやムンクといった画家の絵画展で見たことのある作品もちらほらあって、心の中で「あ、これ知ってるぜ、ふふん♪」と自己満足に浸っておりました。
ポストカードも何種類かあったんですが、縮小されてどうしても原画の迫力が失われてしまう中、原画の持つ「怖さ」を保っていると感じられたコレを購入しました。

ギュスターヴ・モローの《ソドムの天使》
例えばある日東京上空に、全長がスカイツリーぐらいありそうな二柱の天使が、こちらを滅ぼす気満々でプカプカ浮かんでいたらそりゃ怖いだろうな~と。
江戸川乱歩の盲獣や横溝正史の鬼火といったイヤな雰囲気(誉め言葉)の話を彷彿とさせるセザンヌの《殺人》や、牧歌的なんだけどそれが却って不気味な雰囲気を醸し出すチャールズ・シムズの《クリオと子供たち》のポストカードがなかったのが残念。この2品は原画を見れてほんとに良かったです。
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