
ある日仕事に行く為に駅で電車を待っていると、正面の大看板になにやら美術展のポスターが…おお、ユベール・ロベールだ!というわけで先日までの雨足が強まったり弱まったりしていた日々から一転、好転に恵まれた今日、「ユベール・ロベール 時間の庭展」に行ってきました。
この方、200年以上前のフランスの画家なんですが、ローマ留学経験があり現地の遺跡に深い感銘を受けたらしく、「廃墟のロベール」なんて異名をとるくらい生涯に渡ってローマ遺跡の風景を描き続たそうです。
また当時の芸術家のご多分にもれず貴族と深い関わりがあったせいで、フランス革命のさい監獄に投獄されたり、かと思えばそのとき出された皿に絵を描いて看守に売って小金を稼いだりとか、なかなか波乱に満ちた興味深い人生送っていたようです。
遺跡を描き続けた、といっても本来一緒の場所にないA遺跡とB遺跡を自分の好きなような配置で一画面に描いてしまう「奇想画(カプリッチョ)」を用いるものも多く、単なる写生ではない刺激的なローマ風景が非常に魅力的でした。この人の絵を観てると、TRPGにドハマリしていてシナリオのネタになりそうな小説やら絵画やらを貪欲に漁ってた学生時代を思い出してしまいます。今回も<<古代遺物の発見者たち>>を含めTRPG心をくすぐられる作品も多数展示されていました。
常設展でも、やはり私の好きな画家ピラネージの作品「牢獄」第一版・第二版の連作が展示されていて実に眼福眼福。帰りには秋葉原に寄ってミクロ系に使えそうなブツを物色して帰るという、充実した一日を過ごせました。惜しむらくはピラネージの「牢獄」シリーズのポストカードが無かったことですな。くっそ〜すごい期待してたんですけどね〜、無念!
今回は絵画写真が無いので国立西洋美術館にある「地獄の門」でお茶を濁させていただきます。
