
唐突に近所の名所旧跡などを。
北新宿3丁目、新宿駅側から伸びてくる小滝橋通りと大久保駅側から伸びる大久保通りが交わる交差点近くにこの地蔵堂はあります。なんでも禁煙の願掛けをするとご利益があるそうですがタバコを吸わない私にはあまりご縁がなさそうですな。
元々近所の塚の脇に立っていたのが、塚を崩したため現在の場所に明治20年ごろ移動してきたそうです。宝暦2年の銘が彫られているお地蔵さんも有り、それを信じるならば256年もここで頑張ってきたありがたいお地蔵さん。
この辺りはよく買い物に行くので、この地蔵堂も知っていました…

が、ある日通りがかってふと見るとこんな張り紙が!
道路拡張工事のため除去とな…確かにここ車線対向1車線づつしかないのに、場所柄交通量多いもんなぁ。告知文を見てみると7月24日をもって除去とあります。
ところで地蔵菩薩なのに鎧神社という神社の管轄になってますね。これはなかなか面白い。

このお地蔵さんもこういった行政工事でよくある除去→廃棄処分の運命かと思ったのですが、ネットで調べてみたら有志の方が新宿区開設のHPから区長宛に直訴メールを出されたそうです。すると新宿区長の名前でこの方宛に手紙が届き、それには地蔵保存に前向きな対応を行う旨が書かれていたそうです。
運搬や保存場所など解決すべき問題は多々あるでしょうが、200年以上この地を見てきた貴重な「土地の記憶」です。周辺にはいくつかお寺もあるのでその何れかの境内の片隅でもいいので、これからもここに住まう人々をひっそりと見守り続けていただきたいものです。